EXAM 国試対策

国家試験【あん摩マッサージ指圧師】過去問題

2017年(H29年)第25回 あん摩マッサージ指圧師国家試験

東洋医学臨床論 (問題112~140)

問112

症状と病証の組合せで最も適切なのはどれか。

  1. 足部の浮腫 ――――― 気 滞
  2. 目の乾燥感 ――――― 気 虚
  3. 慢性的な疲労感 ――― 血 瘀
  4. 手足の冷え ――――― 津 傷
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問113

次の文で示す患者の病証について、肺経とともに治療する経脈の組合せで最も適切なのはどれか。  「68歳の男性。主訴は労作時の息切れ。現在も喫煙をやめられない。咳嗽とともに粘稠な痰が大量に喀出される。最近、食欲が低下し、痩せてきた。足腰がだるく力が入らない。」

  1. 腎経と肝経
  2. 肝経と心経
  3. 心経と脾経
  4. 脾経と腎経
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問114

次の文で示す患者の病証に対する治療で用いる経脈の組合せで最も適切なのはどれか。 「40歳の男性。主訴は夜間の咳嗽。人間関係のトラブルから徐々に咳嗽が出現した。呼吸困難はなく、夜静かになると昼間のことが気になり、咳が出始めるが、痰は軽度。」

  1. 肺経と心経
  2. 心経と脾経
  3. 脾経と肝経
  4. 肝経と肺経
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問115

次の文で示す患者の病証に対して原穴に施術する際の正しい部位はどれか。  「64歳の男性。主訴は聴力低下。半年前から徐々に右耳が聞こえにくくなり、回復しないままである。白髪が増え、腰や膝に力が入らない症状も伴う。」

  1. 期 門
  2. 京 門
  3. 章 門
  4. 石 門
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問116

次の文で示す患者の病証に対して原穴に施術する際の正しい部位はどれか。  「64歳の男性。主訴は聴力低下。半年前から徐々に右耳が聞こえにくくなり、回復しないままである。白髪が増え、腰や膝に力が入らない症状も伴う。」

  1. 足関節後内側、内果尖とアキレス腱の間の陥凹部
  2. 足内側、第1中足指節関節の近位陥凹部、赤白肉際
  3. 足外側、第5中足骨粗面の遠位、赤白肉際
  4. 足関節前外側、長指伸筋腱外側の陥凹部、外果尖の前下方
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問117

う歯による下歯痛を訴える患者に対し、鎮痛を目的として循経取穴により原穴に施術をする際の正しい部位はどれか。

  1. 手背、第2中手骨中点の橈側
  2. 手関節後面、総指伸筋腱の尺側陥凹部、手関節背側横紋上
  3. 手関節前面、長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間、手関節掌側横紋上
  4. 手関節後内側、第5中手骨底と三角骨の間の陥凹部、赤白肉際
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問118

相剋関係で五味のうち過食すると筋や爪の異常をきたす可能性があるのはどれか。

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問119

内関を特効穴とする症状はどれか。

  1. つわり
  2. 耳鳴り
  3. 鼻づまり
  4. 頭 痛
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問120

高齢者の日常生活機能を評価するのに最も適切なのはどれか。

  1. バーセルインデックス
  2. ロコモ度テスト
  3. 改訂長谷川式簡易知能評価スケール
  4. ハミルトン評価尺度
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問121

肩こりの施術対象となる筋と局所治療穴の組合せで最も適切なのはどれか。

  1. 僧帽筋 ―――― 臑 兪
  2. 肩甲挙筋 ――― 肩 井
  3. 頭板状筋 ――― 肩外兪
  4. 大菱形筋 ――― 膏 肓
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問122

局所治療として欠盆への施術が最も適切な徒手検査所見はどれか。

  1. ジャクソンテスト陽性
  2. アドソンテスト陽性
  3. インピンジメントテスト陽性
  4. ヤーガソンテスト陽性
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問123

次の文で示す症例に対し、施術対象となる筋で最も適切なのはどれか。 「35歳の男性。手掌の母指から中指にかけて痛みとしびれを自覚。中指掌側に知覚異常が認められる。少海から孔最にかけての圧迫で症状の再現する部位がある。」

  1. 長橈側手根伸筋
  2. 腕橈骨筋
  3. 円回内筋
  4. 尺側手根屈筋
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問124

次の文で示す症例で最もみられやすい所見はどれか。  「70歳の女性。10年前に慢性的な腰痛を自覚し、近医を受診したところ骨密度の減少を指摘された。5日前に尻もちをついて腰痛を発症した。下肢の神経学的所見に異常はない。」

  1. 階段状変形
  2. 棘突起の叩打痛
  3. SLRテスト陽性
  4. K・ボンネットテスト陽性
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問125

変形性膝関節症に伴う関節水腫(水症)で陽性となる徒手検査法として最も適切なのはどれか。

  1. アプレイテスト
  2. ラックマンテスト
  3. 膝蓋跳動
  4. 膝蓋骨圧迫テスト
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問126

次の文で示す運動で上腕二頭筋にみられる収縮はどれか。 「坐位にて上腕下垂位、前腕回外位でダンベルを持ち、肘関節を屈曲医からゆっくりと伸展した。」

  1. 等速性収縮
  2. 等尺性収縮
  3. 遠心性収縮
  4. 求心性収縮
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問127

下腿三頭筋のストレッチでゆっくりと足関節を背屈位にし、そのまま保持するのはどれか。

  1. スタティックストレッチ
  2. ダイナミックストレッチ
  3. バリスティックストレッチ
  4. 神経筋促通(PNF)ストレッチ
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問128

次の文で示す症例の検査法で陽性となる可能性が最も高いのはどれか。  「24歳の男性。陸上の長距離選手。2週間前から練習中に膝の外側に痛みを自覚。近医を受診し、膝の器質的病変は認められない。立位にて軽度O脚を認めるが、膝関節の腫脹はない。

  1. マクマレーテスト
  2. グラスピングテスト
  3. 前方引き出しテスト
  4. 外反ストレステスト
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問129

慢性胃炎患者への施術で用いる背部反応点として最も適切なのはどれか。

  1. 第5胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸5分
  2. 第11胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸5分
  3. 第2腰椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸5分
  4. 第4腰椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸5分
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問130

眼精疲労における目の痛みに対して眼球の支配神経を考慮した経穴で適切なのはどれか。

  1. 翳 風
  2. 陽 白
  3. 四 白
  4. 頬 車
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問131

関節リウマチの手指関節痛に対して行う物理療法で、手指関節全体を均等に温めるのに最も適切なのはどれかどれか。

  1. ハイドロコレータパック浴
  2. 赤外線療法
  3. パラフィン浴
  4. 極超短波療法
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問132

機能訓練指導員の役割として正しいのはどれか。

  1. 心身機能の評価
  2. 福祉に関する相談
  3. 介護サービス計画の作成
  4. 家族への介護技術指導
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問133

次の文で示す症例について、あ25-133、あ25-134の問いに答えよ。 「55歳の男性。右肩関節の運動時に上腕部に痛みが出現する。自発通はなく、結節間溝部に圧痛を認める。関節拘縮は認められない。」 あ25-133 徒手検査で陽性となる可能性が最も高いのはどれか。

  1. ペインフルアークサイン
  2. ドロップアームサイン
  3. ダウバーンサイン
  4. スピードテスト
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問134

次の文で示す症例について、あ25-133、あ25-134の問いに答えよ。 「55歳の男性。右肩関節の運動時に上腕部に痛みが出現する。自発通はなく、結節間溝部に圧痛を認める。関節拘縮は認められない。」 あ25-134 施術対象となる罹患筋はどれか。

  1. 上腕二頭筋長頭
  2. 上腕二頭筋短頭
  3. 上腕三頭筋外側頭
  4. 上腕三頭筋内側頭
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問135

次の文で示す症例について、あ25-135、あ25-136の問いに答えよ。 「35歳の女性。主訴は手の運動麻痺。自転車で転倒し、左上腕骨を骨折した。手の麻痺とともに前腕から手背の感覚障害をきたした。」 あ25-135 本症例の運動麻痺でみられる手の変形はどれか。

  1. 猿 手
  2. 鷲 手
  3. 下垂手
  4. 尺側偏位
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問136

次の文で示す症例について、あ25-135、あ25-136の問いに答えよ。 「35歳の女性。主訴は手の運動麻痺。自転車で転倒し、左上腕骨を骨折した。手の麻痺とともに前腕から手背の感覚障害をきたした。」 あ25-136 手の運動麻痺の治療として低周波電気療法を行う場合、導子を当てる部位で適切なのはどれか。

  1. 孔最と尺沢
  2. 合谷と曲池
  3. 内関と曲沢
  4. 支正と小海
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問137

次の文で示す症例について、あ25-137、あ25-138の問いに答えよ。 「56歳の男性。主訴は右片麻痺。麻痺側の上肢を動かそうとすると肩・肘の同時屈曲がみられる。」 あ25-137 本症例のブルンストローム回復ステージ(6段階)はどれか。

  1. ステージⅡ
  2. ステージⅢ
  3. ステージⅣ
  4. ステージⅤ
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問138

次の文で示す症例について、あ25-137、あ25-138の問いに答えよ。 「56歳の男性。主訴は右片麻痺。麻痺側の上肢を動かそうとすると肩・肘の同時屈曲がみられる。」 あ25-138 右上肢の痙性抑制を目的として痙性筋への自原抑制による治療を行う場合、最も適切なのはどれか。

  1. 赤外線療法
  2. 超短波療法
  3. 超音波療法
  4. 治療的電気療法
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問139

次の文で示す症例について、あ25-139、あ25-140の問いに答えよ。 「11歳の男児。野球の投手をしている。連日の練習で肩を使いすぎ、投球動作時に肩が痛む。近医を受診し、エックス線検査で異常所見がみられた。」 あ25-139 本症例でみられるエックス線所見はどれか。

  1. 肩峰下の骨棘
  2. 肩鎖関節の亜脱臼
  3. 上腕骨近位骨端線離開
  4. 腱板の石灰化
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問140

次の文で示す症例について、あ25-139、あ25-140の問いに答えよ。 「11歳の男児。野球の投手をしている。連日の練習で肩を使いすぎ、投球動作時に肩が痛む。近医を受診し、エックス線検査で異常所見がみられた。」 あ25-140 本症例の指導で最も適切なのはどれか。

  1. 軽めの投球を行わせる。
  2. 投球フォームを改良する。
  3. シャドーピッチングを行わせる。
  4. 投球動作を中止させる。
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