国家試験【はり師・きゅう師】過去問題
2011年(H23年)第19回 はり師・きゅう師国家試験
東洋医学臨床論 (問題119~140)
問119
次の文で示す患者に対する奇経病証の治療で適切な経脈はどれか。「30歳の男性。昨日から背部が強ばり、後頭部に痛みがある。吐き気はない。」
- 督脈
- 任脈
- 衝脈
- 帯脈
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- 解答:
- 1
問120
勃起障害(ED)に対し、流注を踏まえて施術する場合、最も適切な経脈はどれか。
- 足の太陽経
- 足の少陽経
- 足の太陰経
- 足の厥陰経
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- 解答:
- 4
問121
五更泄瀉に対する治療方針で適切なのはどれか。
- 肝血を補う。
- 心陰を補う。
- 肺気を補う。
- 腎陽を補う。
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- 解答:
- 4
問122
次の文で示す患者の病証について治療対象となる経脈で適切なのはどれか。「7歳の男児。夜間の遺尿がある。食欲不振があり、泥状便が観察される。舌質は淡、脈は沈細弱。」
- 手の少陰経
- 手の太陽経
- 足の太陰経
- 足の少陽経
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- 解答:
- 3
問123
次の文で示す患者の病証について治療対象となる経脈で適切なのはどれか。「30歳の男性。半年前から便秘が続く。偏食傾向があり辛い物をよく食べる。腹部膨満感があり口臭も強い。舌質は紅、脈は滑実。」
- 肺経
- 胃経
- 小腸経
- 膀胱経
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- 解答:
- 2
問124
次の文で示す患者の病能に古代刺法を適用する場合、適切なのはどれか。「70歳の男性。脈の不整と共に動悸、息切れを自覚するようになった。」
- 短刺
- 偶刺
- 陰刺
- 浮刺
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- 解答:
- 2
問125
次の文で示す患者の病証について難経六十九難の治療原則に基づく治療穴はどれか。「46歳の女性。食欲不振で食後に膨満感がある。体がだるく、横になりたがる。」
- 太淵
- 大都
- 復溜
- 曲泉
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- 解答:
- 2
問126
骨にあいている孔に気づかず膻中穴へ深く直刺した場合、損傷の可能性の最も高い器官はどれか。
- 肺
- 大動脈弓
- 気管支
- 心臓
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- 解答:
- 4
問127
下肢のしびれを訴え血液検査で空腹時血糖とHbA1Cが高値を示している患者の局所に施灸する場合、最も感染のリスクが高いのはどれか。
- 知熱灸
- 隔物灸
- 焦灼灸
- 棒灸
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- 解答:
- 3
問128
理学検査所見と局所治療穴との組合せで適切なのはどれか。
- スピードテスト陽性 ― 臑会
- 中指伸展テスト陽性 ― 曲沢
- ボンネットテスト陽性 ― 風市
- 膝の外反ストレステスト陽性 ― 曲泉
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- 解答:
- 4
問129
ランニングによるオーバーユースが原因で、グラスピングテスト陽性となった患者に対する最も適切な局所治療穴はどれか。
- 足三里
- 足五里
- 足陽関
- 足通谷
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- 解答:
- 3
問130
母指、小指の対立運動が困難となる運動麻痺に対し、罹患神経への局所治療穴として適切なのはどれか。
- 郄門
- 支正
- 上廉
- 小海
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- 解答:
- 1
問131
神経痛と罹患神経に対する局所治療穴との組合せで正しいのはどれか。
- 三叉神経第2枝痛 ― 巨髎
- 大後頭神経痛 ― 完骨
- 肋間神経痛 ― 衝門
- 坐骨神経痛 ― 伏兎
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- 解答:
- 1
問132
次の文で示す患者の罹患神経を対象として刺鍼する場合、適切な局所治療穴はどれか。「50歳の男性。右足底全体に痛みと焼けるようなピリピリした感覚がある。足背に症状はみられない。夜間痛があり、ティネル徴候陽性。」
- 浮郄
- 委中
- 陽陵泉
- 足三里
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- 解答:
- 2
問133
次の文で示す患者について、はき19-133、はき19-134の問に答えよ。「40歳の女性。左手関節橈側に痛みがある。フライパンを使って調理する際に痛みが増強する。頸部や肩関節の動きでの増悪はない。疼痛部の知覚異常はみられない。」最も考えられる疾患はどれか。
- 頸椎神経根症
- 胸郭出口症候群
- ドケルバン病
- 手根管症候群
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- 解答:
- 3
問134
罹患筋に対する局所治療穴はどれか。
- 手三里
- 孔最
- 偏歴
- 合谷
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- 解答:
- 3
問135
次の文で示す患者について、はき19-135、はき19-136の問に答えよ。「27歳の女性。月経が始まる数日前から頭痛やめまいが起こり、乳房に脹痛がある。不安やイライラがあるが月経開始と共に症状は消失する。不正性器出血や病的帯下はみられない。舌質は淡紅、舌苔は厚、脈は弦。」最も考えられる疾患はどれか。
- 子宮内膜症
- 子宮筋腫
- 月経困難症
- 月経前緊張症
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- 解答:
- 4
問136
証に基づいた治療方針で最も適切なのはどれか。
- 気滞を除く。
- 湿熱を除く。
- 陽気を補う。
- 肝血を補う。
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- 解答:
- 1
問137
次の文で示す症例について、はき19-137,はき19-138の問に答えよ。「69歳の女性。10年前から、めまい発作が頻繁に出現している。耳鳴り及び難聴を伴う回転性のめまい発作で眼振も伴う。」めまいの原因として最も考えられるのはどれか。
- 前庭神経炎
- 良性発作性頭位めまい症
- 突発性難聴
- メニエール病
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- 解答:
- 4
問138
めまいは大都への鍼刺激で軽快した。大都について正しいのはどれか。
- 栄火穴である。
- 肝経に属する。
- 難経六十九難に基づけば実証で用いる。
- 足内側、第1中足指節関節の近位陥凹部に取る。
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- 解答:
- 1
問139
次の文で示す症例について、はき19-139、はき19-140の問に答えよ。「56歳の男性。半年前から右肩関節の痛みが出現した。肩のエックス線検査では異常はない。1か月前から夜間痛はなくなり、肩関節の外転、外旋時に軽度の痛みが出現する。肩甲上腕リズムの異常が著明である。スピードテスト陰性、ドロップアームサイン陰性。」最も考えられる疾患はどれか。
- 石灰沈着性腱板炎
- 上腕二頭筋長頭腱炎
- いわゆる五十肩
- 腱板断裂
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- 解答:
- 3
問140
疼痛軽減を目的とした局所治療穴で適切なのはどれか。
- 中府
- 臑兪
- 天泉
- 肘髎
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- 解答:
- 2