EXAM 国試対策

国家試験【はり師・きゅう師】過去問題

1993年(H5年)第1回 はり師・きゅう師国家試験

きゅう理論 (問題151~160)

問151

誤っているのはどれか。

  1. 圧受容器反射による血圧の調整は内臓-体性反射である。
  2. 体性感覚神経を求心路として自律神経を遠心路とする反射を体性-内臓反射という。
  3. 食物が胃に入った時に起こる胃の反射性弛緩は内臓-内臓反射の一例である。
  4. 体温調節反射には体性-内臓反射の例がみられる。
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問152

誤っているのはどれか。

  1. 温覚も冷覚も起こさない無感温度は普通33℃前後である。
  2. 温受容器は自由神経終末である。
  3. 温覚を伝える神経線維はAβ線維である。
  4. 温覚は脊髄視床路を通る。
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問153

有痕灸の心血管系に及ぼす影響で正しいのはどれか。

  1. 皮膚血管は一過性に拡張したのち収縮する。  
  2. 皮膚血管は一過性に収縮したのち拡張する。
  3. 心臓の収縮力は減退する。          
  4. 血圧は最初から低下する。
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問154

灸あたりの原因はどれか。

  1. 患者の不用意な体動    
  2. 粗悪な艾の使用  
  3. 経穴以外の場所への施灸  
  4. 刺激量の過剰
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問155

侵害刺激となる温度は約何度以上か。

  1. 40℃     
  2. 45℃
  3. 55℃ 
  4. 60℃
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問156

灸施術の禁忌でないのはどれか。

  1. 血圧が異常に高い場合  
  2. 高熱を呈している場合
  3. 急性腹症の場合     
  4. 皮膚が過敏である場合
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問157

圧発汗反射では、側臥位のとき上になる半身の発汗はどうなるか。

  1. 減少する。   
  2. 増加する。  
  3. 変化しない。  
  4. 一定しない。
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問158

良質艾の条件でないのはどれか。

  1. 淡黄白色で線維が細く柔かい。 
  2. 加熱曲線は漸増漸減の緩やかなカーブを描く。
  3. 灰分の含有量が多い。      
  4. よく乾燥していて途中で消えない。
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問159

灸施術の補法として誤っているのはどれか。

  1. 点火した艾は自然に消えるのを待つ。    
  2. 良質艾を軟かく小さくひねって施灸する。
  3. 燃焼した灰を1回ずつ除去して施灸する。  
  4. 艾炷の底面を小さくして施灸する。
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問160

施灸の火傷による局所反応として誤っているのはどれか。

  1. 血管拡張性物質の遊離  
  2. 血管透過性の亢進
  3. 内因性発痛物質の遊離  
  4. 浸潤白血球の減少
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